お地蔵さま(地蔵盆)の日です
世間では夏休みも始まり、人の往来が多くなる時期となりました。
コロナの勢力も収まるどころか増えていっているようで医療現場も大変なようですね。
医療現場の皆様も無理はなさらぬようお身体ご自愛ください。
そんな中、都心部では先週お盆のご供養などが執り行われましたね。
こちら(茨城)では8月が一般的なので、幼い頃にテレビでホオズキ市のニュース?をみると
「東京は7月にお盆でホオズキを飾るのか…さすが都会(意味不明)」
と、都会にあこがれる田舎の餓鬼でありました(笑)
このホオズキ市ですが、ホオズキは民間信仰で薬として使われていたようで7月の縁日で売られていたものが
「お盆の季節だし盆棚にもかざろう!」
ってことで飾られるようになったようです。
仏教的な意味があると思ってましたが違ったのですね…
仏教的な意味合いがあるよ!って方がいらっしゃいましたらツイッターで教えていただけると幸いです。
で、こちら地元のお話になりますが…お盆は8月です。
新盆の方はご準備いかがでしょうか?
お盆のお話は去年のつぶやきに書きましたのでそちら(過去つぶやきにリンク)をご覧いただくとして…
お盆と言えば餓鬼道のお話ですが…餓鬼道ともつながりがあるので本日はお地蔵さまのお話を…
お地蔵さまの日って?
旧暦の本日は地蔵盆とい言いましてお地蔵さまの日です。
毎月24日はお地蔵様の縁日なのですが、お盆に近い月の24日が地蔵盆と言われてます。
正式には旧暦の7月24日ですので今の暦でいうと8月になります。
地域によっては8月に行われてるようですね。
夏休みのお祭りってこのタイミングの日に行うことおおくないですか?
諸説ありますが個人的にはそういう意味もあるのかな?って思っております。
お地蔵さまって?
「お地蔵さまって…そもそも何?」
「なんか田舎の方に行くと道端にあるけど?」
「え?笠地蔵でしか聞いたことないよ?」
「笠地蔵ってなに?(え?え?え?)」
と、いろいろな声があると思いますので簡単に説明を…
お地蔵さまは「地蔵菩薩」といいます。
人々の苦しみから救い導いてくれるという菩薩様です。
(一部の宗派は違いますが)仏教では人が亡くなると(弥勒菩薩さまが迎えに来るまで)六道と言われる世界に行きます。
お盆のお話にも出てくるお腹が空いても食べれない「餓鬼道」
動物の扱いを受ける「畜生道」
争いの絶えない「修羅道」
今の私たちがいる「人道」
苦痛はないけど死は訪れる「天道」
最後は罪を償うための「地獄道」
なんか…天道だけイージーモードじゃない?と感じますが、必ず亡くなります。
その際、必ず天道より良い世界へは行けないという恐怖と苦しみがあります。
ある意味この六道って今の世の中と変わらないのかもしれませんね…
六道が今の地球上に共存しているような…
おっと、話が逸れそうなので地蔵菩薩さまのお話を…
地蔵菩薩さまは六道に行った際、私たちを苦しみから救い正しき道へを導いてくれる菩薩さまです。
だから、共同墓所やお寺の墓地に行くと六地蔵さまがいらっしゃるところもあります。
お墓参りの際にご先祖様だけでなく、お地蔵さまにも少しずつでもお線香を手向けてあげるといいと思います。
ご先祖様が行かれた道の先でお地蔵さまが手を差し伸べてくださると思いますよ。
仏教的な地蔵菩薩さまですが、日本の民間信仰と合わさり「道祖神」として村を疫病や流行病から守る・子供たちを守るという意味合いで村の入口などに建てられたとも言われています。
子供たちを守ってくれるというのは
「一つ積んでは父のため、二つ積んでは母のため…」
と、いうフレーズ聞いたことありませんか?
子供が親より先に亡くなると「五逆罪」の1つとされ賽の河原(三途の川の渡し口)で現世にいる親の為に功徳(石)を積み重ね石塔を作ります。
そこへ鬼が来て
「そんなことをしても無駄だ」
と言わんばかりに積み上げた石塔を崩していきます。
それでも、子供は親の為と功徳を積み石塔を作ろうとします。
そこへ地蔵菩薩さまが現れ
「これより、私を親と思いなさい」
と河原の子供たちを抱きしめ導いていったというお話があります。
そこから地蔵菩薩さま=子供や水子といったイメージが民衆に伝わっていったと言われてます。
(諸説あり)
いかがでしょうか?
知っていそうで知らないお地蔵さまのお話でした。
ご供養のきっかけになれば幸いです。
ちなみに…地蔵盆ですが、子供のお祭りと言われております。
もし本日お子様のご供養をされる際は地蔵菩薩さまを
心に思い、手を合わせてあげてください。
少しだけいつもと違う気持ちで手が合わせられるかもしれません。
午後からも暑くなりそうなので、熱中症対策は万全に
では…また
あ、お地蔵さまと言えば…実は弊社でお地蔵さまを手作りしてます。
このつぶやきの写真がそうです。
手作りなので少しづつですが販売もしております。
もしよろしければお声がけください。
ではでは…
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