ご無沙汰しております

query_builder 2024/05/10
華毘羅のつぶやき
HH008_L

気がつけば半年以上も更新されてないという事態に…

あけましておめでとうございますから開花宣言を越え初夏ですね。

GWも終わりまして気がつけばもう夏も間近です。

その前に梅雨ですが…最近季節の変わり目も変わりづらく暖かくなったと思ったら急に寒くなったり、朝起きると今日は何を着ていこうかと悩む方も多いかと思います。


…私は毎日スーツなので選択肢はないです。はい。


服といえば今日は「メイドさんの日」ですね。

メイドさんと言えばフリフリの服やエプロンで給仕をしてくれる女性をイメージします。

男性の場合は執事でしょうか。

メイドさんですが、もともとの語源をご存じでしょうか?


メイドさんの語源

もともとメイドさんですが、ローマ時代の奴隷が家庭内労働を行っていたことが最初と言われておりますが、今のイメージは19世紀のイギリスのメイドさんですね。


1777年。イギリスにてアメリカ独立戦争の戦費を賄うために「雇用している男性使用人に対して税金をかけるよ!」という法律ができました。


「え?マジですか?じゃあ女の子なら無税でOK?」


という訳で女性使用人の需要が高まりました。


ほかにも、その時代には女性の使用人を雇うことにネガティブなイメージがあったようなので、この「使用人税」が今のメイドさんのきっかけになった歴史だと思っております。


19世紀はビクトリア朝時代。メイドさんはシンプルな服装にエプロンという今の(今はもっとゴスロリしてますが)メイドさんのような服装になります。

まぁ…あの時代だと普段着にエプロンなだけなんですけど…


ちなみに、メイドさんはお屋敷に何人も雇われていました。

侍女、お掃除、お料理、子供の面倒から躾(乳母)、洗濯、など部署に分かれておりその役職によって上下関係がありました。


面白いメイドさんですと、「ステップメイド」という方がいました。

このメイドさんは…

「裕福ではないけどメイド雇えるぐらいうちは立派なんだ!」という見栄を張る為に週1程度玄関先を掃き掃除するメイドさんです。


さすがイギリス…いや、いい意味でですよ?いい意味で…


ちなみにmaidはmaiden(乙女)からメイドと言われるようになっております。

アイアンメイデンという拷問器具もありますがそれはそれで別の話…

メイドと冥途

葬儀屋さんなので仏教的な話に戻さないとまとまらないと思うので「冥途」のお話です。

…おやじギャグ…ええ親父です。


冥途(冥土・冥界)は亡くなった方が向かうあの世です。

仏教でいう六道輪廻というもので6つの道(世界)があると言われてます。

地獄道、餓鬼道、畜生道、阿修羅道、人間道、天上道。

この辺は聞いたことあるかなぁと思います。


地獄はみなさまご存じの地獄。

餓鬼は飢えと渇きが満たされない世界。

畜生は弱肉強食の不安にさらされる動物の世界。

阿修羅は争いの絶えない世界。

人間は今現在の私たちの世界。

天上は幸せだけどそれは永遠には続かない世界。


亡くなると上記の道(世界)に輪廻します。


「冥途の土産にもっていけ!」とアニメで言われるのはこれです。


生前のものは持っていけないのですが…それはまぁ勢いでOKということで…

冥途と冥福

さて、「メイドさん」から「冥途」という流れが来ましたが雲行きがあやしいので「冥福」についてもお話しておこうと思います。


よく葬儀で

「ご冥福をお祈りします。」

と、ご挨拶されてますが、その意味などを考えたことはありますか?


人は亡くなれば魂は冥途に導かれます。

そこで6つの道へと生まれ変わります。輪廻転生です。

ご冥福とは「冥途にいって幸せに転生してほしい。」という意味合いが込められてます。


先ほどの冥途の話で

地獄道、餓鬼道、畜生道という3つは「三悪道」。

阿修羅道、人間道、天上道は「三善道」と言われます。


「お亡くなりになった方が三善道に輪廻転生して幸せでありますように。」

という意味合いを込めてのご挨拶となります。


何気ない定型文を言葉にするより、少しでも意味を理解した上で口にする方が気持ち的に穏やかになれる気がします。


難しく考えなくていいんです。

「亡くなっても生まれ変わって幸せでありますように。」

という認識でよろしいかと思います。



ちなみに…お亡くなりになられて向かう三途の川ですが…

川を渡る前にメイドさんと執事さんがお出迎えしてくれます。

メイド:奪衣婆(だつえば)さんと、執事:懸衣翁(けんえおう)さんです。


皆様のお召し物を優しく(?)剥ぎ取り、木に掛けまして生前の罪の重さをはからせていただきます。

今更どうすることもできませんので、どうぞ素直にお召し物をお渡しください。

ちなみに、三途の川を渡る際のルート(橋、浅瀬、深激流)を決める際の参考にさせていただきますのでご了承ください。

六文銭があればあちらの渡し船でお送りすることも可能です。

あら?お持ちでない?残念ですね…ではよい旅路を…


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