お施餓鬼供養?
8月といえばお盆ですがお寺で「施餓鬼法会(せがきほうえ)」が行われる季節です
宗派によっては行わないこともあります
お盆は「ご先祖様帰ってくるから迎える儀式でしょ?」といったイメージがあると思います
お若い方だと「仕事休み!旅行だ!」という方もいるかもしれません
個人的には年に一度はご先祖様を囲み家族・親戚と飲食をともにしたいものです
それで「施餓鬼」ですが読んで字の如く「餓鬼(ガキ)に施す」ってことです
詳しく話すと読んでて疲れると思いますし、ほかのサイトでもいろいろ書いてあるので
ここでは学生のノリで分かりやすくに表現してみようと思います
むかしむかし、お釈迦様のお弟子さん(目連 :もくれん:さん)で神通力が使えるすごい方がいました
その方が「亡くなった母親があの世で元気に過ごしているかなぁ」的な考えて神通力を使って母の様子をのぞいてみました
すると母親は餓鬼道という不浄な世界にいました
餓鬼道ではお腹がすいて食べ物を手に取ると食べ物は燃え上がり、水を飲もうとすると汚れた血となり喉を潤すこともできない世界で苦しい思いをしていたことを知ります
「うぁ…つらいわ…どうしよう…なにか助ける方法はないかなぁ…あ!お釈迦様に聞いてみよう!」
というわけで、お釈迦様に相談すると
「あー!それな!7/15(旧暦)に偉いお坊さん呼んでみんなにご飯ふるまおう!それで大丈夫!」
という教えを受け目連さんはお坊さんを呼んで食事をふるまいました
すると、そのお坊さんが食べた食べ物は母親のもとに届きそれを食べた母親は餓鬼道がら救われることができました
餓鬼道には母親以外の方もいたのですがその方々も食べ物が届きみんなで餓鬼道から救われることができました
めでたし めでたし
…餓鬼道に誰もいなくなっちゃったらそれはそれでいいのかは謎ですが
それはさておき、施餓鬼はそういうお話がベースになっています
施餓鬼法会が行われるお寺ではそんな法話も聞けるかもしれないので興味のある方は近くの寺院を訪れてみるのもいいと思います
上記の話で食事のふるまわれた7/15(旧暦)は今でいう8/15です
お盆ですね
救われた餓鬼道の人たち、ご先祖様たちが現世にお帰りになられ食事をふるまう日です
家族とご先祖様が座る食卓のかたわらに餓鬼道で苦しんでいた方も一緒にいさせてあげてください
そんな思いがあって実家の盆飾りの段の下には餓鬼用にお膳を用意したりしてます
宗派なんか自分はどうでもいいと思う方もいらっしゃるかもしれませんが
気が向いたらグラスに水を一杯だけでもいいので見えない者の為に施しをしてあげてください
ちなみに「餓鬼道から救われた!先祖様帰ってきた!やっほーい!」って踊ったのが盆踊りです
もちろん諸説ありますのでなんとなくで覚えておくと面白いと思います
長くなりましたが お施餓鬼 のお話でした
ふざけた書き方になってしまいましたがわかりやすくする為なのでご了承ください
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